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転職を考えているあなたに読んで欲しいアドバイス

 転職を考えているあなたに読んで欲しいアドバイス

厚生労働省が平成26年に行った調査によると、新卒の高卒40%以上、大卒の30%以上が入社から3年以内に離職していることが分かりました。これが意味をしていることはどういうことなのでしょうか。退職者に対する厳しい意見が多くありますが、本当に離職者だけの問題なのでしょうか。

とくに気になるのが、新卒3カ月での退職者。試用期間中の離職は、果たして転職に不利になるのでしょうか。転職サービスの充実で、転職事情がいい方向へ変わってきています。

岐阜県の「元祖ホワイト企業」未来工業株式会社

未来工業株式会社

新卒に限らずに、日本の企業文化では、辞めた人間が悪いという風潮があります。「逃げた」、「根性がない」、「自分のことしか考えていない」など、否定的です。

企業寄りの意見ばかりですが、新卒者からすると、ハローワークや学校で見付けた求人内容と「労働環境がまるっきり違った」、「研修がろくにない」、「パワハラが横行している」など、実際に入社してみないと分かりません。入社して初めて分かることがほとんどと言えるでしょう。

新卒の気持ちを無視する会社が多い

長年、働いている社員の感覚は麻痺していることが多く、意見は参考になりにくいと言えますが、入社した会社の状況を冷静に見ることができる新入社員は、「朝起きるのがきつい」、「早く家に帰りたい」など甘えた考えなど一切なくても、「仕事内容が社会的に問題だ」、「宗教的で上司が絶対すぎる」、「あまりにも理不尽だ」などおかしな点に疲弊することが少なくありません。

学生気分を捨て、社会人として覚悟を決めていても、初心を忘れて、新入社員の気持ちを無視して、一方的に会社の理屈を押し付けてこられては、納得して働くことはできません。

新卒で掴んだゴールドパスにしがみつくな!

しかし、せっかく苦労をして新卒採用で入社したのだからと無理やり理性を押し殺していても、体は会社に行くのを拒んでいませんか。親や上司に相談をしても、答えは決まっています。

「辞めてどうするの?」

新卒で手に入れた、総合職としてのゴールドパスに必死にしがみ付いても、自分の体に嘘を付くことはできません。度重なる残業や代休のない休日出勤で、休みを取れていない状況だと、まともに思考することができなくなります。過労死がなぜ起きるのでしょうか。日本では、これほどまでに自殺者が多いのでしょうか。

冷静に考えれば、体を壊す、病気になるぐらいならば、退職すればいいだけですが、まともに思考できくなり、唯一できることは、「この世から去る」ことしか考えられない恐ろしいほど追い込まれた状況になっているからです。

高卒の40%以上、大卒の30%以上が3年以内に退職する日本で、その後の人生を詰む人はどれほどいますか。新卒3カ月以内で自分に甘えがないと思えるならば、転職はプラスに変えることができる時代。「学校を卒業したら新卒で大企業に就職をして退職まで働く」ことは、生き方の1つでしょう。しかし、人生の正解は1つと思い込むのは危険です。

新卒3カ月以内の退職者が退職理由として挙げること

新卒で早期の転職を検討するということは、世間で言われるブラック企業に就職したと考えているのでしょう。新卒3ヵ月で退職する人の退職理由とは主に以下の通りです。

  • 長時間労働。
  • パワハラ。
  • モラハラ。
  • セクハラ。
  • 経営者一族による社会主義のような体制。
  • 社員を守らない、人材の使い捨て。
  • 極端な思想で体を壊しても働かされる。
  • 休日出勤、残業でプライベートの時間がほとんどない。
  • 代休、有給休暇の取得ができない。
  • 何十年勤めても昇給がほとんどない。
  • 過労死、または、自殺に追い込まれる。

などが考えられます。法治国家の日本で大変問題な企業活動ですが、過労死や自殺など命が失われるほどの悲劇が起こらないと取り締まりが行われにくいので、残念ながらブラック企業の根絶やしはできないでしょう。

新卒3ヵ月以内の退職でも転職を成功させるにはブラック企業を避ける

ブラック企業を避ける

しかし、ブラック企業を避けるニーズが高まってきています。離職率など、開示されている情報を読み取りながら、エージェントのいる転職サイトを活用して自分の身は自分で守るべきです。また、ブラック企業を避ける方法としては、求人にコストをかけているかどうかも重要です。

掲載無料のハローワークのみや広告費の安い求人誌ではなく、莫大なコストをかけて「エージェントがいる転職サイト」で求人を掲載している企業は、人材にかかる経費を惜しみません。コストと時間がかかっても社員教育の重要性を理解して、社員を大切にしてくれると言えるでしょう。

新卒3カ月のリスクは、少なからずに否定はできません。ネットで安心できる書き込みを探しても、実際問題、企業に「また、すぐ辞めるのでは」など思われる可能性を否定できないので、意味がありません。

しかし、企業側も早期で離職する人を想定済みで、這い上がってくる人材を求めている場合も少なくありません。

また、大企業に就職した人は、世間体など気になるかもしれませんが、精神や体に不調がある場合は、命の危険につながります。有名企業だからホワイトなど幻想だと割り切って、明るい人生のために前に進むべきです。

肝心なことは、いかに「すぐに辞めない人材」であるかをアピールできるかどうかです。クリアできれば、志望動機で挽回できます。転職エージェントに何でも正直に話し、相談していくことで、求人のみの情報サイトにはない有利な転職活動を行っていきましょう。一度就職していても、企業によっては、第二新卒として採用する場合があります。新卒3カ月以内の転職は、リスクが少なからずありますが、転職エージェントを活用することでメリットの方が大きくなります。

新卒から3カ月以内退職者の転職の難易度

新卒の就職活動より、難易度が高いと言われている転職ですが、確かに、新卒の時期より労働市場の人材が少ない分、企業側が1人に掛ける時間は多くなり、社会人経験のある30代の求職者とキャリアや能力を比較されます。

新卒3ヵ月以内の退職者は転職エージェントを複数利用することで転職難易度が下がる!

ハローワーク、求人誌、求人のみ掲載のサイトで転職先を探すことができますが、30代や40代の社会人経験者と同じ土俵で競争するよりも、総合サイト、特定の業種や第二新卒、年齢層など自分に合った「転職エージェント」を複数利用することで、難易度が格段に低くなります。

転職エージェントといえば、リクナビ、マイナビのイメージかもしれませんが、多くの特徴を持ったサイトが増えています。

利用することで、

  • 面接対策。
  • 応募書類対策。
  • 転職活動の疑問・不安の解消。
  • 内定後などの各種フォロー。
  • キャリアプランニング。
  • 優良求人の紹介。

など、わずか1~3分程度の登録で、プロの転職エージェントから無料でサポートを受けることができます。ハローワークや求人誌には絶対に掲載されない、ホワイト企業の求人を見付けることもできます。自力で全て行う転職活動は、難易度が非常に高いと言えますが、転職エージェントのサポートを受けることで、はるかに楽にスムーズに活動できます。

とくに、第二新卒の採用が売り手市場です。常に人材不足の層にあたる年齢層で、もっとも熱い労働市場と言われています。企業によっては、転職では第二新卒にあたらない場合もありますが、「ほしい世代」であり、「育てやすい」として求められています。複数の転職エージェントに登録することで、さらに成功へのチャンスが広がります。

まとめ

長い人生で立ち止まることは誰しもあります。転職しない人は少数と言える時代です。劣悪な労働環境では、まともに思考できなくなり、最悪の事態を招く恐れがあります。体を壊す危険性があります。新卒で試用期間中に退職でもしたら、人生が終わると思うかもしれませんが、人生の正解は1つではないので、恐れる必要はありません。

それよりも、体を大切にしてください。

団塊世代の大量退職で労働市場は売り手です。しかし、新卒から3カ月以内の退職者の転職の難易度は高いと言えます。難易度をグッと下げてくれる、「エージェントのいる転職サイト」に複数登録して転職活動を断然、有利に進めていきましょう。

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第二新卒の知るべきメリットデメリット

第二新卒の知るべきメリットデメリット

一度は新卒で就職したものの、なにかの理由で離職してしまって以来、正社員にならずアルバイトやパート、派遣などの「非正規雇用」で働く人のことを「第二新卒フリーター」と言います。

この記事を読んでいる第二新卒の方は、再就職までの期間でフリーターとして働きたいものの「同時並行することで転職が不利になるのではないか」と悩まれているのでは?

今回は、第二新卒フリーターの再就職を有利にする方法についてお話しします。

第二新卒がフリーターをしながら転職活動をするメリット・デメリット

在職中ではなく退職後に転職活動をはじめる場合、当然その期間中の生活費を確保する手段が必要になります。転職活動中は実家に戻る、仕送りなどの支援を受けるといった選択肢もありますが、一度社会に出たからこそ、両親に助けを求めること自体に抵抗を感じる第二新卒の方は多いでしょう。

実際、転職期間中の収入を得るためにフリーターとなる第二新卒の方は少なくありません。

その上で転職活動を成功させるには、「転職活動中にフリーターとなる」ことのメリット・デメリットを正しく理解し、しっかりと企業にアピールできるポイントを心得ておくことが大切です。

第二新卒がフリーターとして働くデメリット

  • 転職活動のための時間が削られる
  • 面接や書類の振り返りをする余裕が持てない
  • 再就職へのモチベーション維持が難しい
  • シフトと面接の調整に悩むケースもある

第二新卒がフリーターとして働く一番のデメリットは、転職活動に充てる時間が削られてしまうことでしょう。

生活のために働いている以上、本来なら転職活動において最優先であるはずの面接がシフトと天秤にかけられる場面も発生してしまうはずです。

特に”短期戦”として再就職に挑まれている方にとっては、これらのデメリットが転職活動に大きな影響を与える可能性があります。

第二新卒がフリーターとして働くメリット

  • 空白期間が発生しない
  • 経験面で他の第二新卒に勝てる
  • 社会人の生活リズムをキープできる
  • 収入とスキルの取得を両立できる

先にご紹介したデメリットに対して、メリット面では自己研鑽に関わる項目が目立ちます。

「よりよい企業への就職を目指す」「スキルアップして希望の職種を目指す」といったスタンスで転職活動に臨まれている第二新卒の方にとっては、フリーターとしての経験がメリットに転じることもあります。

また、転職活動が思うように進まず悩んでいる第二新卒の方にとっても、フリーター経験は新しい選択肢のひとつになり得るのではないでしょうか。

実はこの”第二新卒フリーター”、企業側のニーズも決して低くありません。

第二新卒フリーターが正社員を目指すとき有利になる条件とは?

現在の就職市場は、求職者に有利な売り手市場であり、第二新卒というポジションはその中でも注目度が高い人材です。

まず、新卒に比べて第二新卒は一度就職しているので、社会における基本的なマナーを身に着けているという点で非常に有利です。

その上、1社目の就業期間が比較的短いためにまだ「特定の会社の色」に染まっておらず、自社の生え抜きとして育成できる可能性も大きく残っています。

つまり、新卒よりも経験豊富で、新卒並にポテンシャルを秘めた人材。それが「第二新卒」なのです。

さらに第二新卒フリーターとなれば、一般の第二新卒が持っていない経験も持っていますのでそれを上手くアピールできれば周りを出し抜けるでしょう。

ここからは、第二新卒フリーターだからこそできる面接対策についてお話していきます。

「第二新卒フリーター」としての価値を上手に伝える面接対策とは

第二新卒フリーターに対する需要があるとは言っても、一般的に「フリーター」という言葉は受け手によってさまざまな印象を抱かせます。

特に、この言葉が生まれたバブル期に働き盛りだった50代以上の世代だと、再就職の意志がある上でフリーターを選択する理由は想像しにくいものです。

“なぜ”フリーター期間があり、その時あなたが“なに”を考えて日々生活していたかがわからないのです。だからこそ、あなたが自分から積極的に情報を与える姿勢が必要になります。

第二新卒フリーターになった経緯を丁寧に伝える

あなた自身も、詳しい説明をする気のない人が「フリーターやってます」という言葉だけ投げてくると、毎日をなんとなく過ごしている人…という印象を抱きますよね。しかし、あなたが第二新卒フリーターを選択した理由は、“なんとなく”ではないはず。

新卒で入社した会社で嫌なことがあったり、体調を崩してしまったり、または夢を追いかけた結果として第二新卒フリーターを選んだのではないでしょうか。

この点は出来るだけ端折らずに、かつ丁寧に伝える姿勢を必ずみせましょう。これが(簡単なようで難しい)第一歩です。

“よい印象”を与える伝え方を考えておく

第二新卒フリーターとなった経緯を伝える際は、その内容をプラスのイメージに転換しましょう。

体調問題などで仕方なく第二新卒フリーターを選択した方は、それでも働きたいという「就業意欲」をアピールすることができますし、夢を追いかけて第二新卒フリーターになった方はその情熱をアピールできます。

話す順番によって話の印象を変えられることも意識しておきましょう。例えば前職を人間関係の拗れで退職していたとして、その退職理由を簡潔に伝えただけでは、初対面の方は「うちに入社しても大丈夫かな?」と不安に思うはずです。

しかし、今フリーターとして働いている環境でチームワークを大事に頑張れている事を先に話してあれば、退職理由で余計な心配をさせることもありませんよね。“今”の情報で退職理由の聞こえ方をカバーできる点は、第二新卒フリーターの大きな強みです。

実際に経験したことは必ず”具体的”に話す

フリーターとして仕事をしていた中でも誇れることがあるはずです。

バイトリーダーとして皆を牽引した、他業種の実情を見て学んできたなど、一般の第二新卒とは差別化できるポイントを探してみましょう。
経験について話す際に意識して頂きたいポイントは“結果”と“今後のビジョン”です。

「バイトリーダーとして皆を牽引した」ことを話せば、あなたの人柄はしっかり伝わります。しかし、あなたの行動によってどのような結果がもたらされたかを具体的に話せないと、企業が第二新卒フリーターに求める“新卒からの成長”がアピールできません。

もし明確な結果(数字や変化)がなかったとしたら、転職を希望する企業に対して、これまでの経験を生かしてどのように貢献できるのか?という、“今後のビジョン”を考えてみましょう。

「話せることがない…」と感じた第二新卒フリーターは…

再就職への意欲があっても、転職活動が上手くいっていない時は自分のアピールポイントがわからなくなりますよね。これは第二新卒全員が共通して抱く悩みです。

しかし、第二新卒フリーターは「今一緒に働いている人」にアドバイスがもらえる環境に居ます。家族や友人、昔の同期などよりも一番リアルタイムで自分の評価をしてくれる存在です。「明るい性格」という抽象的な評価よりも、社会人目線の評価を共有してくれるはず。自分のアピールポイントに悩んだ時は、フリーターとして働く自分を近くで見てくれている人に意見を求めてみましょう。

まとめ

第二新卒の知るべきメリットデメリット

「第二新卒フリーター」という選択は現状をさらに追い詰めるのではないか、と不安に思う方は非常に多いと思います。働きながら再就職となると確かに大変ですが、むしろ転職を有利に進めるきっかけとなる可能性があります。

どんな状況であれ、自分の経験や強みをきちんと理解し、転職活動を優位に進められるように参考にしてみてくださいね。

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大手企業とベンチャー企業の違いとは?経験で身につくスキルついて

大手企業とベンチャー企業の違い

第二新卒の転職活動でまず考えるのが、大手を狙うか、ベンチャーを狙うか、ということでしょう。それぞれ良いところ、悪いところがあるので、みなさん一人ひとりの好みで選ぶべきだと思いますが、この記事では両者の面接対策や転職後に身につくスキルについて、どのような違いがあるのかを解説します。

転職は「会社選び」ではなく「仕事選び」。自分の求める仕事が大手にあるのかベンチャーにあるのか分からないのであれば、両方の面接対策をしておきましょう。

大手企業とベンチャー企業の違いとは?

実は、日本の企業をとりまとめている経済産業省では「ベンチャー企業」に明確な定義をしていません。大きく「大企業」と「中小企業」に分かれているだけです。

以下が、中小企業の定義です。

  1. 卸売業
    資本金1億円以下 従業員100人以下(5人以下は小規模事業者)
  2. サービス業
    資本金5,000万円以下 従業員100人以下(5人以下は小規模事業者)
  3. 小売業
    資本金5,000万円以下 従業員50人以下(5人以下は小規模事業者)
  4. 製造業・建設業・運輸業・その他(①〜③以外)
    資本金3億円以下 従業員300人以下(20人以下は小規模事業者)

(引用:中小企業庁 http://www.chusho.meti.go.jp/soshiki/teigi.html )

「大企業」は上に示した一覧よりも資本金や従業員数が多いものを指します。
とはいえ、日本の企業の99.7%が「中小企業」なので、大企業はごくごく一握りということになります。

「大手ベンチャー企業」と一般的な「ベンチャー企業」の違い

と、こうしてみると「ベンチャー企業」が何なのかわからなくなってきますね。

そもそもの語源にあたってみると「Venture」は「危険を冒して進む」「思い切って○○する」といった意味の動詞です。

つまり、ベンチャー企業とは企業規模で定義されるものではなく、「ベンチャースピリット」と言われるような心構え、経営方針を持つ企業のことを指すのです。

求人で見かけるベンチャー企業はほぼ「中小企業」

たとえば、サイバーエージェントや楽天は規模で言えば「大企業」ですが、そのスピリットから「ベンチャー企業」とも言われますよね。

しかし、前述のように日本の企業のほとんどは「中小企業」です。

なので、この記事ではサイバーエージェントや楽天のような「大手ベンチャー企業」ではなく、中小企業に分類される「ベンチャー企業」と大手企業との違いをみていきます。

大手企業とベンチャー企業、それぞれで身につくスキルの違い

身につくスキルの違い

当記事の後半、面接対策のお話では大手企業やベンチャー企業が応募者の“どこを見るか”という視点が重要となります。

その前に、大手企業とベンチャー企業のそれぞれで身につきやすいスキルをご紹介します。働く上で身につくスキルは、その職場環境を想像したり、あなたのキャリアプランを考えたりする上で大きなヒントとなるからです。

大手企業で身につくスキル

  • 社外に広く通用する接待力
  • 1つの分野に特化した知識や技術
  • 組織としてのコミュニケーションスキル

ベンチャー企業と比較して研修や教育体制が整っているところが多い大手企業では、いわゆるビジネスマンとしての基礎が身につきやすいことが大きなメリットとなります。

また、大手企業からベンチャー企業へ転職するケースでは、組織内の交渉や調整力に関連したスキルが重宝されることも多いようです。

ベンチャー企業で身につくスキル

  • ゼロスタートの企画力
  • 幅広い業務スキル
  • マネジメントスキル

人数規模が小さい分、企画のスタートアップから関われたり、幅広い業務を経験したりする機会に恵まれやすいベンチャー企業。大手企業に比べてマネジメントを担当できる可能性が高いことも特徴の1つです。

ベンチャー企業から大手企業に転職するケースでは、行動力や企画力などで組織に刺激を与えることを期待される側面もあります。

これらを踏まえた上で、大手企業とベンチャー企業の面接対策の違いについてお話ししていきます。

大手企業とベンチャー企業の違いから見る面接対策のポイント

面接対策のポイント

大手企業とベンチャー企業の面接対策①「志望動機」の見方に違いはある?

面接では必ず聞かれる項目のひとつが「志望動機」ですが、これは大企業大手企業とベンチャー企業で違いがあるのでしょうか?

結論から言うと、実はあまり違いはありません。

大手企業に向けた「志望動機」

新卒採用では一括採用の方法をとることが多い大手企業ですが、中途採用は部署ごとに採用活動を進めることが多いので、それぞれの部署に適した「志望動機」を求められます。

たとえば大手通信企業のシステム開発部に入る中途採用試験で志望動機に「素晴らしいデザインのスマートフォンを開発したい」と言っては、見当違いになってしまい評価されません

部署の多い大企業、しかも現職(前職)と違う業種である場合にはそれぞれの部署でどんな仕事をしているのか分かりにくいと思いますが、きちんと企業研究を進めて適した志望動機を用意できるようにしましょう。

ベンチャー企業に向けた「志望動機」

ベンチャー企業の場合、そもそも新卒採用をしていないことも多く、企業の規模が大きくなったり事業領域が拡大するときに中途採用をすることが多いようです。

その理由は、多くのベンチャー企業が少数精鋭で特定のプロダクトやサービスに取り組んでいることが多く、即戦力を求めているから。

たとえばITベンチャーであれば、ブログサービスやスマホゲームなど、特定の領域でのみ事業を展開し、それらに全社員で取り掛かっているということが多く、そこへスムーズに合流できるような人材を求めていることが多いのです。

なので、どのような部署に配属されるとしてもそのベンチャー企業が「どんな目的・目標を持って」「なにを作っているのか」をきちんと知る必要があります。

つまり、志望先のことをよく知る必要があるということです。先ほどの大手企業の対策と、ほぼ同じですよね。

ただ、1点違うところがあるとすればベンチャー企業は少数精鋭なので「その会社でしかできない仕事」をあなたが求めていることを重視することです。

自分たちのプロダクトやサービスを少数精鋭で売り込んでいくベンチャー企業が、「思い」や「理念」を共感できる仲間を求めることが多いのは、ベンチャー企業の語源が「危険を冒して進む」であることを思い出せば理解できるでしょう。

大手企業とベンチャー企業の面接対策②「将来のビジョン」の意味に違いはある?

志望動機と並んで面接で聞かれることの多い項目が「将来のビジョン」です。

「10年後にどうなっていたいですか」など具体的なことを聞かれることもよくあります。

これに関しては、大手企業とベンチャー企業では意味が違うことが多いので注意しましょう。

大手企業に向けた「将来のビジョン」

社員数が多く、売上も安定している大手企業は社員が辞めにくい環境にあります。また、大きな事業を安定運営するために「辞めてほしくない」という側面があるのも、また事実です。

なので、大手企業で「将来のビジョン」を聞かれた際は「その企業で将来、どうなっていたいか」というビジョンを語ることが大切です。

管理職になりたい、専門職で何かを極めたい、経営チームに加わりたいなど、あなたなりに「その会社での」具体的なビジョンを示しましょう。

ベンチャー企業に向けた「将来のビジョン」

ベンチャー企業の場合は外部から投資を受けていることも多いため、最終的に企業そのものを売りに出したり、投資家の意向で業務内容を変更することもあるため「社員にずっといてほしい」という思いは大手企業に比べると低いと言えます。

また、創業者がそのまま代表を務めていることも多く、その場合には創業者自身が脱サラしていることもよくあるため「この会社で自分がどう成長し、人生に活かしたいか」といったような長いスパンでのビジョンを求めていることが多いようです。

その会社で得られる経験を考え、その上で自分の人生にとってそれがどのように重要で、どんな影響を受けるのかを考えましょう。

大手企業とベンチャー企業の違いが分かれば、おのずと面接対策もわかる!

ここまで、ベンチャー企業がどういった企業なのか、そして面接での大手企業との違いを具体的に解説してきましたが、実際には一つ一つについて丁寧に企業研究を重ね、対策をしていくしかありません。

とはいえ、やはり大手企業とベンチャー企業では、人材に対する考え方に違いがありある程度の法則化が可能です。

  1. 大手企業は「成長人材」を求め、ベンチャー企業は「即戦力」を求める
  2. 大手企業は「長く働く人材」を求め、ベンチャー企業は「夢を持っている人材」を求める
  3. 大手企業は「業務とマッチする人材」を求め、ベンチャー企業は「企業文化とマッチする人材」を求める

この3つのポイントを頭に入れておくと企業研究や面接対策が効率よく進められると思います。

考え方がさまざまなベンチャー企業の面接対策には転職エージェントを活用しよう

そもそも、企業の数として大手企業よりもベンチャー企業のほうが圧倒的に多く、また、企業として若いことも多いため自力で企業研究するには材料が足りずに難しいことも多いでしょう。

そんなときは転職エージェントを活用してみるのも一つの手です。
転職エージェントは企業側の採用担当者と密に打ち合わせを重ねていますので、求める人材像を具体的に知っています。

あなたにマッチする企業を紹介してくれるばかりか、あなたが希望する企業に入るために必要な対策も教えてくれるでしょう。
無料で利用できるので、活用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

大手企業とベンチャー企業の面接対策はいかがだったでしょうか。あくまで参考程度にはなりますが、必ず役に立てると思います。

売り手市場で就職先は選びやすい世の中ですが、自分に合った企業を見つけるとなると一苦労。ぜひこの記事を参考にいい転職をしてください!

 

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株式会社CELESTIAL BLISS(セレスティアルブリス)

株式会社CELESTIAL BLISS(セレスティアルブリス)

株式会社CELESTIAL BLISS(セレスティアルブリス)とは

2013年6月に創業した、ブライダルジュエリーやアクセサリーの販売会社です。各種宝石、アパレルの販売・商品企画を行っております。
全国のジュエリーショップを基点にした展示会開催をはじめ、手頃なロープライスから最高級品までを網羅するブランド展開が特徴です。

企業理念

お客様ひとりひとりの個性あるラグジュアリーを育てていく、それが私たちの想いです。

顧客第一主義を掲げて、テレマーケティングの健全性と信頼性を高め、お客様と出会い、お客様の求めるものを創り、常にお客様の声を聞き、お客様と共に成長しています。

今日の多くの方に信頼される企業として形作ってきた私たちは、さらにお客様の満足を高めることを目標に様々なチャレンジを行っております。

会社概要

社名 株式会社 CELESTIAL BLISS(セレスティアルブリス)
所在地 名古屋市中区丸の内3丁目18番22号 フェイマス丸の内1F
代表者 井上 友和
事業内容 各種宝石、アパレルの販売、商品企画
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株式会社フォレストホームサービス

株式会社フォレストホームサービス

フォレストホームサービスとは

フォレストホームサービスは「エコ事業」「リフォーム事業」の分野にて活動しております。

どの事業においても顧客第一主義を掲げ、お客様との出会いを大切に、お客様の求めるライフスタイルを提案し、常にお客様のご要望にお応えし、お客様のご満足を積み重ね、信頼される企業の形成を目指しております。

これからもお客様の未来の生活に関わるインフラづくりと、自然環境に貢献できる企業になるため邁進していきます。

会社の歴史

フォレストホームサービスは2008年に設立されました。

企業コンセプト(理念)である、お客様との出会いを大切に、提案・施工・サービスの質を高め、安心と信頼を積み重ねております。

天然無垢材の住宅建設から始まり、太陽光発電、浄水器など事業内容は広がっていますが、人にとって「やさしい住まい」を考え、エネルギーの自給自足にも取り組み、地球と未来の子どもたちのために貢献するという想いを忘れずに、現在も社員一同、日々精進し続けております。

会社概要

会社名 株式会社フォレストホームサービス
本社所在地 〒601-8141
京都市南区上鳥羽卯の花70-1
TEL : 075-694-1337
代表取締役 伊神 嘉哲
従業員数 71名
設立 平成20年12月
京都オフィス 住所 〒604-8162 京都市中京区烏丸通六角下ル七観音町629-1
TEL フリーコール:0800-170-4010
(月~土曜日:10:00~19:00)
FAX 075-231-8166
営業時間 10:00~19:00
営業日 月~土曜日
名古屋支店 住所 〒460-0002 名古屋市中区丸の内3丁目18番22号フェイマス丸の内6F
TEL フリーコール:0800-170-4010
(月~土曜日:10:00~19:00)
FAX 052-857-1223
営業時間 10:00~19:00
営業日 月~土曜日
東京支店 住所 〒110-0004 東京都台東区下谷1-4-10上野SKビル4F
TEL フリーコール:0800-170-4010
(月~土曜日:10:00~19:00)
FAX 03-5246-4558
営業時間 10:00~19:00
営業日 月~土曜日
仙台支店 住所 〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町1丁目11-2SK仙台ビル9F
TEL フリーコール:0800-170-4010
(月~土曜日:10:00~19:00)
FAX 022-212-5132
営業時間 10:00~19:00
営業日 月~土曜日
北陸営業所 住所 〒920-0031 石川県金沢市広岡2丁目13-8オフィスルーヴァ3-2
TEL フリーコール:0800-170-4010
(月~土曜日:10:00~19:00)
営業時間 10:00~19:00
営業日 月~土曜日
事業内容 住宅事業・リフォーム事業・エネルギー事業・ウェルネス事業
主要取引先 株式会社京セラソーラーコーポレーション
株式会社東芝電力流通・産業システム社
株式会社LIXIL
シャープアメニティシステム株式会社
ダイキン工業株式会社
長州産業株式会社
TOTO株式会社
パナソニック電工株式会社
パナソニックESソーラーエナジー販売株式会社
三菱電機住環境システムズ株式会社株式会社アプラス
株式会社オリエントコーポレーション
株式会社セディナ(50音順)
資本金 1,000万円
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ベンチャー企業のユニークな福利厚生!

ユニークな福利厚生のあるベンチャー企業

日本生産性本部が2018年度の新入社員に向けて行ったアンケートによると、「残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場を望む」という項目が75.9%で過去最高となり、団塊の世代との「働き方」に対する意識の違いは年々大きくなっていることがわかります。

<参考:日本生産性本部 新入社員 春の意識調査>

企業側もその変化を受け、さまざまなユニークな制度で仕事もプライベートも充実する仕組みを導入し始めました。面白い制度のあるベンチャー企業をご紹介します!

岐阜県の「元祖ホワイト企業」未来工業株式会社

未来工業株式会社

岐阜県に本社を置く工場資材などのメーカー、未来工業株式会社は創業以来赤字なしの経営で、「日本一社員が幸せな会社」と言われる有名なホワイト企業です。

年間休日140日、勤務時間は7時間15分、残業なし、定年は70歳など働きやすい勤務体制を整えているだけでなく、なんと時間の無駄だとして「ホウ・レン・ソウ」も禁止なんだとか。

そんな未来工業株式会社で注目したいのが【改善提案制度】。

どんなアイデアでも1件につき500円支給され、採用されると、最大で現金3万円がもらえます。

社員が自然と社内の改善を考える風土ができて、どんどん働きやすい会社になっていくわけですね。

未来工業株式会社のホームページ

数々のユニークな制度で楽しんで働ける!株式会社カヤック

株式会社カヤック

神奈川県に本社を置くウェブ制作会社です。

「僕らの甲子園」、「冒険クイズキングダム」など多くのスマホゲームをリリースする他、自社サービスも多数持っています。また、クオリティの高いウェブサイトの制作に定評があり、業界内でも評価の高い会社です。

「面白法人カヤック」と名乗るとおり、ユニークな社内制度でも有名。とくに注目されているのが【サイコロ給制度】です。

「給与×(サイコロの出た目)%」がアップするシステムで、例えば、給与30万円の場合、「6」が出れば1.8万円、1だと3千円がプラスされます。

人が人を評価する、ということ自体が「そもそもいい加減なもの」として、給与に遊び心を加える制度だそうです。

株式会社カヤックのサイコロ給について
https://www.kayac.com/vision/dice

集中して働くには休養が欠かせない!おひるねスペースを持つGMOインターネット株式会社

GMOインターネット株式会社

東京に本社を置く、インターネットインフラ事業を中心としたIT企業です。最近は2018年2月分の給与の一部をビットコインで受け取れることを発表したことでも話題を集めましたが、ユニークな社内制度があることでも知られています。

それはおひるねスペースの【GMO Siesta】。昼食後はどうしても眠くなるものですが、午後からの仕事に向けて頭をすっきりさせてほしいと始めた制度だそうです。

また、【GMO Yours】ではモーニング、ビュッフェ、カフェ、バーと内容を変えながら24時間営業、しかも全て無料だそうです!多くの社員がいるGMOだからこそ、積極的にコミュニケーションをとってもらいたいと始めたのだとか。

その他にも、無料の社内託児所【GMO Bears】や、無料のマッサージサービス【GMO Bali Relax】など社員が働きやすくなる制度がたくさんあります。

GMOインターネットの福利厚生
https://recruit.gmo.jp/welfare/

会社の特色を活かした福利厚生で人気!クックパッド株式会社

クックパッド株式会社

東京に本社を置くクックパッド株式会社は、月間5,500万人が利用する日本最大の料理レシピコミュニティサービスを運営しています。そんなクックパッド株式会社が持っているユニークな制度は、もちろん料理に関するもの。

特に注目されるのが【まかない制度】です。
レシピの検証や撮影のため社内に設けられたキッチンと、会社が用意した食材を使って自由に料理を作り、食べることができるこの制度は新入社員への教育も兼ねているのだとか。自分たちの作っているサービスに強く根ざした福利厚生があると、会社に対する愛着も増しそうですよね。

他にも、結婚をすると会社から「料理が楽しくなる品物」がプレゼントされる【結婚贈答品制度】、社員の健康増進を目的として自転車通勤の社員に毎月1万円を支給する【自転車通勤制度】などもあるそうです。

クックパッド株式会社の福利厚生
https://info.cookpad.com/careers/work/benefits

まとめ

社内制度で働きやすい環境を提供して、社員のやる気やモチベーションをアップさせることは、企業の成長にもつながります。

転職を考えているならば、企業ブランドだけではなく、社員を大切にして、充実した福利厚生で安心して働ける会社も考えてみましょう。

心の充足を感じるワークライフバランスで、気持ち良く働ける環境を目指すことで、より良い人生が待っていると言えるでしょう。

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企業紹介

WILL株式会社

WILL株式会社

WILL株式会社とは

東京都恵比寿に本社を置く通信事業会社です。資本金は500万円でスタートをしています。比較的新しい通信事業者ということもあり、従業員数は45名です。しかし、通信業界の好調やトレンドもあって、本社は東京都渋谷区恵比寿に構えられ、スタートアップ企業でありながら順調にその業績を伸ばしています。

経営理念

「商売(事業)とは関わっていただいた方、全員に喜んでいただいて成立するもの」

これは、会社だけが利益を追求するだけでなく、他のステークホルダーとなる「取引先企業」「商品を購入し、使用するお客様」「会社運営に携わる従業員」にいたるまで、すべての関係者に喜びを持つという意味。そのために、利用価値が高く、使い勝手の良い商品やシステムの構築に力を入れることを掲げています。

会社概要

会社名 WILL株式会社
本社所在地 東京都渋谷区恵比寿南1−1−10
TEL : 050-3142-3311 / FAX : 03-3711-0071
代表取締役 中井 良昇
設立 2011年6月
従業員数 45名
Web
http://will-gr.co.jp/
事業内容 通信事業
資本金 5,000,000円

 

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転職の知識

ホワイト企業の特徴とは?人気ホワイト業界と転職成功のポイント

 

ホワイト企業の特徴とは

ホワイト企業やホワイト業界を見分ける目を持つことは、転職成功への一番の近道と言っても過言ではありません。

今の会社や業界がブラックならなおさらですが、ホワイト企業・ホワイト業界で働くことで得られるのは給与などの待遇面だけではありません。

ライフスタイルを見直せることで、モチベーションを高く保ちながら自分のキャリアプランを追っていくことができます。そんな環境に身を置けたのなら、もしキャリアアップのために再転職の機会が訪れたとしても、その転職を「失敗だった」と後悔することはないでしょう。

本記事では『ホワイト企業の特徴』と、『どんな業界がホワイトなのか』についても解説します。

ホワイト企業の意味、定義とは?

まずホワイト企業という言葉の意味についてです。

ホワイト企業に明確な定義はありませんが、社員が安心して働ける仕組みが整っている企業がホワイト企業と呼ばれています。具体的には、「離職率が低い」「福利厚生が充実している」「社員が自社に満足している」「労働時間や管理体制が整備されている」などの条件が挙げられることが多いようです。

また、近年では女性の働き方に注目が集まり、「育児休暇が取得しやすい」「育児休暇後も同じポストに復帰できる」など女性社員に関係する仕組みもホワイト企業の目安として注目されているようです。

ホワイト企業7つの特徴

ホワイト企業の特徴①離職率が低い

新卒3年後の離職率1

新卒3年後の離職率2

ホワイト企業の特徴として「離職率の低さ」が挙げられます。上の画像は厚生労働省が発表した大学卒業者を対象とした離職率のデータです。社員が増えていくほど離職率が低い傾向がありますね。

有名大企業であるほど、社員の働きやすい環境を整え、離職率を低く抑えないと「ブラック企業」というレッテルを貼られてしまう可能性があるため、社員満足度を上げて離職率を抑えているのです。

ホワイト企業の特徴②女性が働きやすい環境である

共働き世帯数の推移

近年では、ホワイト企業の特徴として「女性が働きやすい環境」ということも重要です。上のデータのとおり、共働き世帯は増え続けています。つまり、女性も産後に復職しているということです。

古い企業ほど女性に対する待遇が悪いことも多いですが、女性の働き方改革が進む現代では女性の働きやすい環境を整えることがホワイト企業の条件であることは間違いありません。

ホワイト企業の特徴③ 充実した福利厚生

①の「離職率の低さ」にも通じることですが、福利厚生の充実は社員満足度に強く影響します。福利厚生とは、飲食店やスポーツジムなどの割引や、観光地の保養所など、給与以外で社員に提供される報酬のことです。社員だけではなく、社員の家族や友人まで利用できることもあります。近年では福利厚生が充実した企業が多くその傾向は主に「ベンチャー企業」に多くユニークな制度を完備しています。

ホワイト企業の特徴④ 明確な人事評価制度

]「明確な人事評価制度」も、大切な指標です。理不尽な人事業評価制度によりどんなに努力しても給料が上がらなかったり、モチベーションが上がらないようでは、良い企業とは呼べないでしょう。上司の機嫌や好き嫌いで正当に評価されないような制度ではなく、明確な基準があり透明性の高い評価制度が用意されていることが、ホワイト企業の条件です。

ホワイト企業の特徴⑤ 給与や賃金に納得できること

ホワイト企業の特徴として「給与」や「賃金」についても社員が納得できることが大切なようですね。しかし『給与が高額な企業=ホワイト企業ではない』ということに注意してください。

年齢や仕事内容、責任の重さ、労働時間などトータルに判断して納得できる内容であることが大切です。初任給で月給30万円であっても仕事量が多すぎて毎日終電ギリギリ帰宅の企業と、初任給は月給21万円でも適正な仕事量と帰宅時間の企業を比べると、後者をホワイト企業と感じるのではないでしょうか。

ホワイト企業の特徴⑥ 働きがいを感じられること

ホワイト企業の特徴6つ目は「働きがいを感じられる」ことです。個人によって感じ方は変わりますが、少なくても会社の企業理念などに共感して、自分の仕事に誇りを持っている人たちは働きがいを感じることができ、満足度は非常に高くなります。どんなに条件が良くても会社の企業理念や仕事内容に納得がいかないと、その人にとってはホワイト企業と言えないはずです。

ホワイト企業の特徴⑦ 不要な残業は廃止

ホワイト企業と呼ばれる多くの企業では「不要な残業の廃止」が推進されています。もちろん「完全に残業がない」というわけではありません。与えられたミッションや役割を終えるまで業務をこなすことは絶対条件です。

しかし適切なマネジメントで「規定時間内に終わる仕事量」を与えることを徹底し、さらに制度として「ノー残業デー」を設定するなど、残業時間の削減を徹底しています。

ホワイト企業への転職方法と求人の探し方

7つの特徴がわかったところで、自分でピンポイントにホワイト企業を探すのは難しいと感じた人もいるでしょう。そんな方には転職エージェントの活用をおススメいたします。

なぜなら転職エージェントは様々な企業のデータを持っているからです。転職エージェントによって紹介してくれる企業は違いますので2~3社ほどの転職エージェントに登録して相談することをお勧めします。

ホワイト業界の意味、定義とは?

ホワイト業界とはひとことで言うと『新規参入が難しく、かつ、生産性や利益率が高い業界』を指します。

ホワイト業界に就職することができれば、倒産の危険が極めて低い安定した経営と、それに応じた高水準の給与で安心して仕事に集中することができます。

それでは具体的にどんな業界がホワイトなのでしょうか。

ホワイト業界一覧

ホワイト業界① 公務員業界

ホワイト業界として圧倒的な知名度と人気を誇るのが公務員業界です。省庁職員などの国家公務員や、教員や警察官、役所勤務の地方公務員などが該当します。

もちろん、配属される省庁や部署によって働き方に違いはありますが、基本的に過度な残業もなく、休日もしっかりとれることが多いようです。そして、もちろん「倒産」の危険は極めて低い業界です。

ホワイト業界② 元国営のインフラ業界

元国営のインフラ業界もホワイト業界と言えるでしょう。国が整備したインフラを継承して民営化しているため、規模が大きく需要も高いため、利益が大きく倒産の危険が非常に低いのが特徴です。インフラの安定運用が基本であるため、激務になりにくく、取引先も大手、新規参入が難しい事業のため競合がいないので安定しております。

  • 代表的な元国営のインフラ企業

日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命など日本郵政系列、JR東日本、JR東海などJR系列、NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモなどNTT系列。

ホワイト業界③たばこ業界

日本のたばこ業界はシェアの6割がJT(日本たばこ産業株式会社)と、独占状態で、さらに世界で見ても第三位のタバコメーカーです。そのJTが発表した2017年全国たばこ喫煙者数は男女合計で1,917万人というデータがあります。これだけの巨大な顧客を持っている上、400円〜500円のたばこ1箱の原価は約70円と言われています。値下げもありません。当然儲かる業界です。

  • 主なたばこ業界の企業

JT(日本たばこ産業株式会社)

ホワイト業界④航空・海運業界

航空業界や海運業界は、国に認可されて空輸のサービスや海運のサービスを行っているため非常に安定していて働きやすい業界です。

例えばジェット機や大型の船が事業でも必要になりますが、一般の企業が購入するほどの費用を負担することは現実的に難しいため、競合が少ないのも特徴。近年ではLCC(格安航空会社)などが参入してきていますが、それでも未だにJALやANAが独占状態と言ってもいいでしょう。

  • 主な航空・海運業界の企業

JAL、ANA、商船三井、川崎汽船など。

ホワイト業界への転職方法と求人の探し方

ホワイト業界に転職をしたいと考えていても、「どうやったら、そんな大手企業に入社できるんだ」と弱気になっている方もいるでしょう。それは間違いではありません。正直ホワイト業界は人気で競争率も当然高いわけです。

大手企業の場合は新卒第一主義であることが多く、そうでなければスキルや経験を積んだ人材をヘッドハンティングしているという話も聞きます。しかし、実際にその方法で転職するのは難しいでしょう。

もっとも身近な方法は、企業の人事担当と直接つながっている転職エージェントを活用すること。ホワイト業界はもちろん、多くの企業の裏側や求めている人物像のデータを持っている転職エージェントは、転職を成功させる近道です。

まとめ

ホワイト企業まとめ

ホワイト企業7つの特徴と見つけ方、さらにホワイト業界についてご紹介しました。

ホワイト企業やホワイト業界への転職活動を成功させたいと考えている方々は、まずは情報が集まる機関や媒体を賢く利用することからはじめましょう。

転職エージェントは企業の情報を集め、転職希望者とのマッチングを高めるという点に特化しています。

新卒と第二新卒で企業のニーズも変化するように、あなたの経験値、年齢、希望条件に合わせて就職活動の方法も変えていく必要があります。

当メディアで紹介する転職エージェントは、電話取材などを基に独自で厳選しましたのでご安心ください。この記事を読んだ皆様がホワイト企業やホワイトな業界に就職、転職をできることを応援しています。