ネクタイ1本の販売から始まった!南麻布の隠れ家オーダースーツ「レクトゥール」の設立と歴史
レクトゥールですが、現在の住所は2017年5月末に開きました。その前は神宮前2丁目にあったんですけど移転してきました。
最初はネクタイ一本から商売を始めましたね。
それこそ最初はカフェでお客様と打ち合わせをしながら、こういう洋服にはこういうネクタイがいいですよ!というところから始まりましたね。
そこからスーツも扱うようになり自分のオリジナルのスーツを作ってサロンをオープンしました。それが2016年5月とかの話です。
ネクタイ一本とかでもお客様からしたら自分のために色々考えてくれて、自分のために商品やサービスを提供してくれる、いわゆるワンツーワンの個人と個人のパーソナルなお付き合いの中のサービスに需要をすごく感じて、お客さんもありがたみを感じてくれていると感じました。
それでなんとなく実感が湧いていたんです。
あ、これはいけるんじゃないかと。それで商品を横に伸ばしていった経緯があります。
お客様に寄り添った商品とサービスの展開(完全予約制)
今はレクトゥールのサロンだと看板も出してないですし、完全予約制です。
ご予約いただいてから、ご来店頂くスタイルなんで一般の人がフラッと入れるような形ではないんですよ。ご予約いただくことで、予め色々と準備できますし、いろんなことを考えながら接客をすることができるんです。
とにかくゆっくり試着や商品を選べる環境にしたい!
例えば、混雑している店内でゆっくり試着もできないし、いろんな商品がある中で単純にお客様のことだけを想って商品をすすめることは難しいと思うんです。
そういうのを一切なしにして、できるだけお客様に寄り添ったものを提供していきたいと思って、まずは完全予約制にしました。
そのアポイントの間は誰も入ってこないという、じっくりいろんな話をしながらゆっくりお品物を選んでいただきたいという思いがございます。
在庫を持たないで完全受注生産にすることでサービスの質を重視!
在庫をたくさん持ってしまうとやっぱ在庫を減らすこと、如何にたくさん売っていくかという視点に変わってしまいベクトルが変わってしまう。
お客様ありきで、そのお客様のライフスタイルに合ったものを純粋な気持ちで提案したいということから完全予約制の完全受注生産でお客様に寄り添うかたちを徹底しております。
販売員の社会的地位向上を目指しています!
アパレル関係の販売員って、販売員っていう言葉のひとくくりになってしまっています。非常にプロフェッショナルな販売員の人もいれば自動音声のような方もいらっしゃるのが現実です。 それが今販売員という言葉一色で統一されてしまっています。
本当のプロフェッショナルでお客様から必要とされている販売員に関してはちょっと違う評価の仕方があってもいいんじゃないかと思っております。
プロフェッショナルな販売員には正当な対価を与える環境に!
レクトゥールでは販売の実績ベースで完全にドラスティックに売上げたスタッフに出来る限り、限界ギリギリまで還元することをやっています。
売上がきちんと取れるということは、お金というのはどれだけの人から自分が必要とされているかと言う対価だと思うので。
たくさんの人から必要とされているのであれば、それだけいっぱいお金をもらえるというのは当然です。売上げをちゃんと出したスタッフにはちゃんと儲けられる仕組みを作っております。
今だとほとんどの販売員が固定給だと思います。ご存知の通りアパレル業界は少ないお給料の中でも、その会社の服を自腹で買ってマネキンのようにならなくてはいけない環境です。そこにスタープレイヤーを出してスタープレイヤーが稼げる仕組みを提供していきたいと思っております。
レクトゥールが自信を持って提供する「こだわりのオーダースーツ」
色々なスーツを着て培った経験
シルエットに関しては私も実際現場に長年働いてきて色んな服を着てきました。
国内の既製服から7万円ぐらいのセレクトのオリジナルのスーツ、12万円のオーダースーツ、インポートの既製服 、国外のフルオーダー(ジャケットで50万)とか。
あとは、70万円ぐらいするスーツとかも全部着たんですよ。
確かに雰囲気も独特で、着心地もよく、すごくいいものですが、最初の1着目にはハードルが高くなってしまいます。
そこに結びつく、お買い求めやすい価格帯の本格仕立服というのを入門編と言うか導入編として作りたいなと思ったのがレクトゥールのスーツです。
職人さんと細かい打合せで作り上げる
オーダースーツの特徴は『細く見えるんだけどちゃんとゆとりがあって動きやすい服』。言葉にするとこれに要約されると思います。
人の体って曲線じゃないですか。 服も人の体にフィットさせようとすると、いろんな手間がかかってくるんです。
例えば襟ひとつでも、ただカットしてくっつけて合成するだけだと服として仕上がった時に襟元が吹いちゃったりするんです。
これを一枚一枚職人さんが重たいアイロンで肘を曲げてカーブした襟元とかにすると吸いついてきてピタッとしてて、なだらかで丸みを帯びた襟ができるんです。
そういった手間をかけることでどんな人が着てもふわっと丸みを帯びて、ボリュームが縦に伸びると正面から見た時に細く見えるのですが、でも実際はゆとりがあるので着心地がいいんですよ。
各所に職人さんの独自の手間のかける技がすごくかけてあって、それを一つの服にまとめて一つの作品と仕上げております。メリハリのある服に仕上がるんですよ。かなり職人さんと細かく打合せして作品として仕上げております。
ストレスを感じさせない着心地
オーダースーツでこだわっている点は着心地ですね。
着心地はジャケットを着る上ですごい大事な部分であって、実は多くのお客様がジャケットって堅苦しいとか、いちいち着ていられないなーって思うじゃないですか。しかしちゃんと仕立てたジャケットはすごく軽く着ることができるんです。ナチュラルに洋服として楽に着れるような着心地を目指しております。
軽くて良い着心地を実現するために日本国内でもトップレベルの工場を使って僕のオリジナルデザインで出してるんです。
着心地を極めるためにトップファクトリーと提携して僕の要望も入れることによってかなり軽い着心地というものを実現することができています。
アームホールの形状だったりとか縫い方だったりとか、そのあたりはかなり細かいところまで綿密に打ち合わせしてやっているところなので、お客様から非常に高いご好評をいただいております。すごい楽に着れるというお声を頂きますね。作業するときも特にジャケットは脱がないで良いと言っていただけます。
オーダースーツの仕立ての流れ
当店は完全予約制なんですけど、皆さんによく言うのは本当にお茶を飲むぐらいの感覚でお気軽にご来店くださいとお伝えしております。
僕らも服をお任せいただく上でお客様のことを知らないといけないので、気軽にお話をしながら日頃のライフスタイルやどんなところに着ていく洋服を着ていく環境なのかヒアリングさせていただいております。
またどんな服をトライしてみたいチャレンジしてみたいというお話からまずはさせて頂いておりますね。
レクトゥールも取り扱い生地は3000種類ぐらいあるのでそこからお客様に選んでいただくというのは非常に大変だと思います。従ってご予算とかヒアリングの中でお仕事柄も含めて決めていきます。
しっかりとヒアリングをして、そこから私たちがお客様にはこの商品かなというものをいくつか選んでくるので、そこから生地選びに移ります。
生地が決まれば次はデザインですね。
その方らしさを入れられるデザインを決めたり裏地ボタンを決めたり採寸させて頂いたりします。
その次にご希望の方には仮縫いというものを選べまして、未完成の状態で服を着ていただいてフィッティングして調整を行い、本縫いに移るという流れです。
- お話をさせていただく。
- 生地を選ぶ。
- デザイン選ぶ。
- 裏地ボタン選ぶ。
- 採寸させていただく。
- 仮縫いを挟む挟まないを決める。
- 最終のフィッティング。
- 納品。
評判のまとめ
お客様目線で、とにかく良いスーツを提供したいと思っているんだと感じる人でした。また実際に編集部でもオーダースーツを仕立ててもらいましたが、お世辞抜きにして着心地が良く、デスクワーク中もジャケットを脱がなくても平気なぐらい疲れません。ワイシャツ、ジャケット、スーツなど全てお願いしております。ぜひ着心地の良いオーダースーツを着たい人は必見ですよ!
会社概要
屋号 | LECTEUR(レクトゥール) |
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所在地 | 〒106-0047 東京都港区南麻布3-6-17 有栖川プレイス103 |